食欲不振、食欲過多、便秘、胃腸不調などの消化器系のトラブルは、心の状態によって引き起こされることもあります。そんなとき、アロマテラピーで自律神経を整えてあげることで、症状を改善することができるかもしれません。今回は、消化器系の不調時に効果的なアロマオイルを紹介したいと思います。
Contents
食欲不振に効果的なアロマオイル
仕事が忙しかったり、落ち込んでしまったり、悲しいことがあったときは、食欲が落ちてしまうことがあります。そのような状況の時にオススメしたいアロマオイルは、普段の食事でも取り入れているものの香りです。食欲を刺激する香りで、食べる楽しさを思い出してみましょう。また無理して食べようとするのではなく、ハーブティーを飲んでみるのも、心身共にゆるめることができるのでオススメの方法です。
ブラックペッパー
刺激のあるスパイスの香りが気持ちを切り替え、食欲を思い出させてくれます。同時に停滞した胃腸の働きを助けてくれる作用もあります。
オレンジスイート
なじみのある柑橘系の香りも、食欲を取り戻したいときに効果的です。胃腸の働きを活発にし、停滞感を解消する効果があるので、腰やお腹をトリートメントオイルで優しくケアしてあげることもオススメです。
食欲過多に効果的なアロマオイル
食欲過多は、長引くストレスが原因で引き起こされる人が多いようです。気付いたら何か食べてしまっている、お腹は減っていないのに食べたくなる状態は、食べたあとに自己嫌悪になり、さらにストレスがたまる悪循環にも陥りかねません。食べることで発散しているストレスのはけ口を変えることができるような、気分転換できる香りがオススメです。また、ストレスが原因で食欲過多になっている人は、全身がこわばっていることがあります。トリートメントオイルでマッサージして、体のこわばりを取り除くと症状が緩和されることがあるので、お悩みの方は試してみてください。
ペパーミント
香料や薬品などでもおなじみのスッキリした香りで、気持ちの切り替えにぴったりの香りです。過敏性腸症候群や、おなかにガスがたまる症状にも効果が期待できます。ストレスによる胃の痛みにも効果的です。
レモン
清潔感があり、平常心を取り戻させてくれる香りです。食べたい気持ちが抑えられないときに嗅ぐと、ムクムク沸き上がった食欲を落ち着かせることができます。
便秘に効果的なアロマオイル
生活習慣やストレスなど、原因は様々ですが、胃腸の働きは自律神経と深く関わっているため、自律神経を整えるケアが重要になります。緊張やストレスが続くと便秘にもなりやすいので、ホッとリラックスできるような香りにつつまれてリフレッシュできる時間を作りましょう。おへそを中心に、優しくトリートメントオイルを使ってマッサージすることも効果的です。
パチュリ
香りを嗅ぐだけで、排便を促す作用が認められるほど便秘には効果的なアロマオイルです。土のような墨のような、独特の香りですが、吐き気や腹痛時にも昔から伝統的に使われてきた、頼りになる香りです。フローラル系や、樹脂系の香りと相性が良いので試してみてください。
ネロリ
オレンジの花から抽出された、心のトラブルが引き起こす体の不調に有効なアロマオイルです。胃の痛み、下痢、便秘などのトラブル時に胃腸の働きを整えてくれます。
胃腸の不調時に効果的なアロマオイル
長期間の強いストレスによって、胃腸の不調が起こることがあります。リラックスした状態だと腸の動きは良くなるので、日常の中に、心をゆるめられる時間を作りましょう。空腹時の胃の痛みは胃潰瘍、お腹の調子が悪いことが続くのは過敏性腸症候群などの病気である可能性もあるので、病院で診察を受けることも大切です。おなかを温めるケアや、胃腸の動きを助けるアルマオイルを加えたトリートメントオイルで優しくマッサージするケアがおすすめです。
レモングラス
レモンに似た、気持ちが晴れやかになる香りです。精神的な疲労の回復を助けてくれるので、ストレスによる胃腸の不快感があるときのケアにオススメです。
ジンジャー
食べるジンジャーと同様、体を温めてくれる働きがあります。あたたかみのある香りで冷えた心と体をあたため、消化不良やお腹にたまったガスを排出する助けをしてくれます。
まとめ
消化器の不調は、食生活や生活の乱れ、ストレスなど、さまざまなことが原因として考えられます。規則正しい生活の中にアロマテラピーを取り入れることで、体のケアはもちろん、心にゆとりも生まれます。リラックスできる時間をもち、ストレス社会で頑張っている自分をやさしくケアしてあげましょう。

ramuza

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