あなたはご存知でしょうか、ナイスショットしたときに小さなボールが青い空をぐんぐんと駆け上がっていく爽快感を。
あなたはご存知でしょうか、綺麗に刈り揃えられた緑色の芝の絨毯の上を転がっていくボールがカップに落ちたときの快音を。
ゴルフ場の数やゴルフ人口は、バブルの頃をピークに徐々にその数が減っています。
私もゴルファーの端くれとして、より多くの人にゴルフの楽しさを知ってもらうために、ゴルフの魅力をいくつかご紹介したいと思います。
Contents
もはやお金持ちのスポーツではない
かつて、ゴルフはお金のかかるスポーツでした。
10万円以上もするクラブセットを揃え、ウェアにシューズ、バッグなど、ゴルフを始める前に総額何十万円もかけた上にゴルフ場に行くと、プレー代に2万円ということも珍しくなく、ゴルフ場の会員権が1億円以上という時代もありました。
しかし、ゴルフはもはやお金持ちのスポーツではありません。
日本はその国土の狭さにも関わらず、アメリカ、イギリスに次ぐ世界第三位のゴルフ場保有国なのですが、2002年の2460箇所をピークに減少傾向にあり、2017年には2263箇所になっており、ピーク時には延べ1億人を超えていたゴルフ人口もいまや8500万人にまで減少しています。
この状況を受け、ゴルフ場も変わろうとしています。新たなゴルファーを獲得するため門戸を開放し、贅沢税としてのゴルフ場利用税の撤廃を求める運動を行い、お金持ちのスポーツから庶民のスポーツへ変革を遂げようとしているのです。
ゴルフ道具
かつてはゴルフ用品店で新品を揃えていたクラブセットも、今では中古ショップやネットショップが増加したことで、初心者セットと呼ばれるような、ゴルフクラブ10本程度とキャディバックがセットになったものが有名メーカー製の新品でも5万円くらいから販売されています。
ゴルフウェアも、ユニクロなどのファストファッションで揃えることができます。
プレー代
バブル期には、平日でも1万円以上、土日祝日になると2~3万円もしたプレー代は、現在では、平日5000円、土日祝日でも1万円程度まで下がっており、ネット予約であれば平日3000円以下というゴルフ場も見られるようになっています。
会員権
バブル期には投資目的で購入する人が多く、価格も億を超えるものもあり、純粋にゴルフを楽しむために購入している人は少なかったようです。
現在のゴルフ会員権価格の相場は、数十万から数百万円程度に落ち着いて、ボーナスや退職金で購入することも出来るようになりました。ただし、由緒あるゴルフ場の会員権は、今でも数千万円の値が付けられているようですが。。。
会員権を所有することで、プレー代が安くなる、会員だけのコンペに参加が出来る、公式のハンディキャップの取得が可能になるなど、ゴルフが好きな人にとって様々なメリットがあります。
もちろん、ゴルフ会員権は必ず必要なものではありませんので、会員権がなくても十分に楽しむことができます。
ゴルフの魅力
ゴルフはきっかけがないと始めにくいスポーツです。一人でふと思いついて始めてみた、という人は少ないでしょう。
このページで知っていただいたゴルフの魅力が少しでもあなたがゴルフを始めるきっかけになると嬉しいです。
一生続けられるスポーツ
一生続けられるスポーツとは、年を取ってもできるスポーツのことです。体は動かし、汗はかくけども、瞬発力や持久力に依存しすぎないことが重要です。
また、人は年齢を重ねるとともに自然を好きになる傾向があるため、自然の中でできるスポーツというのも重要な要素になります。ゴルフ場では、緑に囲まれるだけでなく、運が良ければ、リスやタヌキなどの都会では見ることのできない動物と遭遇することができるのです。(逆に運が悪いと熊に遭遇することがあるようなのでご注意ください・・・)
ゴルフは、ゴルフクラブでボールを打ちながら18ホール歩いて楽しむスポーツです。最近はカートに乗ってラウンドするのが主流ですが、カートに乗りながらでも1度のラウンドで約10000歩(7~10km程度)を歩くことができ、健康維持にも一役買ってくれるのです。
性別・世代を超えて楽しめるスポーツ
ゴルフは老若男女の性別や世代を超えて楽しめるスポーツです。
いくら一生続けられると言っても20代、30代の頃と同じスイングを70代になってもできるということはまずありません。それに男性と女性では筋肉量など体つきが違いますので、それらは当然ボールの飛距離に影響があります。
それを補うのがティーグラウンド(各18ホールのスタート位置のことです。)の位置です。ほとんどのゴルフ場には数種類のティーグラウンドがあります。
ゴルフ場によって名称は異なるものの、バックティー、レギュラーティー、シルバーティー、レディースティーというものがあり、20~30ヤード程度の距離差で用意されています。
それぞれ、バックティーはプロのトーナメントや飛距離自慢が使用するティー、レギュラーティーは一般の利用客が使用するティー、シルバーティーは飛距離が落ちてきたお年寄りのためのティー、レディースティーは飛距離の出ない女性のために用意されているティーです。もちろん、バックティーやレギュラーティーからティーショットをするパワフルなお年寄りや女性もいらっしゃいます。
ハンディキャップ制度もあり、上手な人ほどハンディキャップが少なく、初級者でもハンディキャップを含めたスコアで上級者と競い合えるということもあります。
このように、性別や世代が違っても一緒にプレー出来るのがゴルフなのです。
一人でもできる
ゴルフは一人でもコースを回ることができるゴルフ場もあるようですが、最大4人で回れるコースを一人で回るのですから、プレー代金が通常よりも高めに設定されています。
そんな時に使えるのが一人予約です。
ゴルフ場予約サイトとして有名な「楽天GORA」、「
じゃらんゴルフ」などでも簡単に1人予約をすることができます。これは、同じように一人予約をした全くの他人と3~4人の組になってラウンドするという方法で、ラウンドしたいけど都合の合う友達がいない、誰とでも良いからとにかくラウンドしたいという人にうってつけの方法です。
組になって回ることでプレー代を通常通りに抑えることができます。
お互いに初対面ですが、予約時に一緒に回る人の性別やゴルフの腕前などを指定することも出来ますし、何より趣味が同じなのですから、打ち解けるのに時間はかかりません。
もちろん、会話はそこそこに自分のプレーに集中するのも良いと思います。
他にも
その他にも、コンペなどで普段会えない経営者の方などに出会う機会があったり、接待ゴルフなど仕事の場でも役に立ったり、会話の引き出しが増えたり、ここには書き表せないほどの魅力があります。
さあ、あなたも大自然に囲まれてプレーする快感を一度味わってみてはどうでしょうか。必ずその気持ちよさにゴルフに夢中になってしまうことを保証します。

ramuza

最新記事 by ramuza (全て見る)
- 消化器系の不調時に効果的なアロマオイル - 2018年12月19日
- 食べ物に関するちょっとした雑学 - 2018年12月11日
- 天皇になろうとした僧侶「道鏡」 - 2018年12月8日